教育格差をなくすために立ち上がったカリスマ元予備校講師の挑戦

「教育格差をなくしたい」

日本を代表するカリスマ元予備校講師の2人が、無料のYouTubeの予備校「ただよび」を始動させ、話題を集めています。

その1人が、元暴走族の特攻隊長という異色のキャリアで”ヤンキー先生”と呼ばれ、東進ハイスクールや代々木ゼミナールで、古文のカリスマ講師として長年に渡って活躍してきた吉野敬介先生。

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古文のカリスマ講師 吉野敬介先生

髪型はリーゼントで、ヴェルサーチのシャツを着た見るからにコワモテの風貌に、最初はビビッてしまうかもしれません。

しかし、動画を見ると分かりますが、吉野先生はとにかく熱い人

「今頑張れなかったら、一生頑張れないと思う」

「どうせ犠牲にするなら、徹底的に犠牲にする。その犠牲も合格したら良い思い出に変るから」

確かに、合格という目標を決めた場合、遊び、恋愛、趣味など多くのことを一時的に犠牲にすることもあるでしょう。

受験勉強に限らず、目標が高ければ高いほど、犠牲は増えるかもしれませんが、自分が決めたらやり抜く覚悟も必要です。

弟さんを中学生の時に事故で亡くされた無念を、兄として弟さんの分まで力強く生きていくという決意を感じました。

授業だけでなく、人生とは、生きるとは何かなど、雑談からも考えさせられる素晴らしい先生だと思います。

そんな吉野先生は、以前から家庭の収入格差、都会と地方との教育格差を問題視していて、貧しい子供にも無償で教育を提供したいと考えていたようです。

そこに声をかけたのが、TOEICで満点の990点を89回も達成したという偉業を持つ、東進ハイスクールの同僚で元カリスマ教師である森田鉄也先生です。

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英語のカリスマ講師 森田哲也先生

森田先生も、吉野先生と同じく子どもの教育格差の問題に早い段階から目を向け、「教育格差をなくしたい」という思いで、受験生向けの教育系Youtubeチャンネルを立ち上げました。

大手の予備校に通うためには、年間で70~90万円という高額なお金を必要とし、貧しい家庭では手が出ません。

しかし、Youtubeという無料の動画で、カリスマ予備校講師の授業を受けられるというのは、将来に希望を持てるとても心強いものだと思います。

もちろん、受験で人生がすべて決まるわけではありません。

ただ、現時点で自分でやりたい仕事が見つかっていないなら、将来選択肢を広げるためにも、意識の高い優秀な学生が集まる人気の大学に進学するのは有効な手段であるのも事実です。

貧しい家庭環境ながら、勉強に対して情熱をもっている学生にも、裕福な家庭で育つ学生とある程度の公平な教育を受けることができる時代になって欲しいと心から思います。

今回は大学受験向けの無料教育動画でした。

これから、中学受験、高校受験のための無料動画も出てくると思いますので、楽しみに待ちましょう。

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