子どもが生まれ、子育てが始まると生活はいっぺんに変わりますよね。
夫婦ふたりのんびりした生活が夢だったかのような慌ただしい日々。
どこの夫婦も「二人で頑張ろう」とスタートしているはずです。しかし、実際のところ子育ての大半は母親が担っている家庭が多いのが現状ではないでしょうか。
日本では一昔前には考えられなかった「男性も家事、育児を」という動きや呼びかけはなされています。
ですが、男性の意識の中に「家事、育児は女性の役割」という感覚がまだまだ根強くあるように思います。
「男性も家事、育児を」と頭ではわかっていても、「女性の聖域に手を出さないほうがいいのかな?」と勘違いしている場合もあります。
男性の育休も本当に取得しやすい制度になっている企業や会社はどれくらいあるのでしょうか?
大臣の育休パフォーマンスで変わるような日本ではありあせんよね。
そんな中で旦那にイライラすることは、誰もが経験していることでしょう。
具体的には、次のようなことで旦那さんにイライラしてしまうことが多いと言われています。
- 子どもの世話をしてくれない
- 家事を手伝ってくれない
- 子どもと遊んでくれない
- ようやく寝た子どもを起こす
- 他人にイクメンアピールをする
- 家事や育児にケチをつける
- 子育ての悩みを聞いてくれない
- 口では手伝うというが実際はやらない
では、これらはどうすれば解消できるのかを一緒に考えていきましょう。
子どもの世話をしてくれない
子どもが生まれ小学校低学年くらいまでは、1日家にいれば、子どもの世話が8割9割、疲れます。本当に精も根も尽きます。
とくにオムツが外れるまでは、授乳や食事そしてオムツ替えが延々と続いて1日が終わるような気さえしたものです。
ひと息つく間もない日常で、旦那さんが家にいるときくらいは、オムツ交換や食事の補助など、子どもの世話を積極的にしてほしいところですよね。
【対処法】
「ヘルプ!」の声掛けをする
具体的にお願いする
成長過程として考える
「ヘルプ!」の声掛け
わかっている人であれば、きっと自発的に動いてくれます。
しかし、そもそもわかっていないから、気づいていないからしない、できないということもあります。
「普通気づくよね…」という女性目線や感覚は残念ながら通用しないのです。なぜなら、相手は男性だから。
それに、明らかに女性の方が時間的に長く子どもと接しているので、当然要領よく上手くこなせますよね。気づいて動くのは当然です。
自発的な態度がない、気づかない旦那さんには、まず、「手伝ってほしいのだけど」と言い続けましょう。そして、何度もやってもらいましょう。慣れてもらいましょう。
多くの女性は旦那さんの様子を見て「要領が悪い、時間がかかるから」と、「自分がやった方が早い!」となりがちです。
しかし、そこは子育てと一緒でぐっとこらえ、母親でしかできないこと以外は手を出さないくらいの気持ちで。
子どもの世話はとにかく多種多様ですが、同じことの繰り返しが多いもの。声に出し、協力を求めましょう。
具体的にお願いする
何をやっていいかわからない、気づかないという相手に過大な要求は通用しません。こちらがイライラするばかりです。
1つ1つ事細かに説明するのは面倒かもしれません。
それでも、「今手が離せないから、オムツを替えて!」とか「子どもが食べるときは、〇〇を用意して」など、どんな時にどうしてほしいのか、具体的にお願いするようにしてみましょう。
「言われたことは、きっちりこなす」タイプの男性は意外と多いはずです。逆に、「言われないからわからない、しない」ということになるようですね。
女性は「言わなくてもわかってほしい」と思ってしまいがちですが、それがイライラする原因であれば、「具体的にお願いする、頼む」ようにしてみましょう。
男性は頼りにされると力を発揮しますよね!
楽しくなってもらえるよう、こちらも伝え方を工夫しましょう。
家事を手伝ってくれない
家庭における家事もまた女性が担っている割合が断然多いですよね。
これは、共働きの女性、専業主婦(主夫)ともに何かしら不満のあるところでしょう。
〈共働きの場合〉
まず、共働きの場合、男性(父親)と同じようにフルタイムで仕事をしている女性(母親)がさらに家事の大部分を任せられているのはなぜでしょうか?
これは、日本の「家事は女性の役割」という昔ながらの感覚が続いていることがあげられます。
そして、男性の通勤時間の長さも関係しているといわれています。朝早く家を出て、帰宅が遅いので物理的に無理…というわけです。
日本の企業体質も大きく関係しているのかもしれません。
しかし、同じように通勤に時間がかかっている女性もいるはず。
それでも女性に家事の負担がかかっている場合、家庭により様々な理由もあり一概には言えませんが、働く女性自身に「仕事と家事を両立できる=できる女」という潜在意識がある。そのために、そうしなければいけない…という強い思い込みが手伝っていることもあるようです。
〈専業主婦の場合〉
専業主婦(主夫)を経験したことがある人なら、その大変さはよくわかりますよね。
専業主婦には出勤時間や退勤時間が決められていない上、家のことすべてが仕事。細かくて多岐にわたり数えだしたらきりがありません。。24時間365日といっても過言でない労働です。
しかし、旦那さんをはじめその経験のない人の多くは「亭主が仕事、子どもが学校に行っている間、お菓子でも食べながらテレビでも見て、ゆっくりしているのだろう」とか「友だちと優雅にランチにでも行ってるのだろう」なんていぶかっているかもしれません。
まるで少しの休憩時間もとがめられるようではたまったものでありません。家事を甘く見られては困ります!
その上、旦那さんから「専業主婦なのだから」と休日もなく、家事の一切を丸投げされているとなると、イライラも不満も募ります。
それぞれのイライラをなくし、旦那さんにも家事に協力してもらえるにはどうしたらよいか、考えてみましょう。
【対処法】
共働きは夫婦で役割分担を明確にする
共働きは便利な時短家電などで効率よく
専業主婦はお願いをしたらダメ出ししない
専業主婦は手伝ってくれたら感謝を忘れずに
共働きは夫婦で家事分担を明確にする
「自分(母親)がしなければいけない!」と思い込まないようにしましょう。どちらも仕事を持っているのですから。
まずは夫婦で明確な家事分担を決めましょう。
「そんなこと、とっくに決めている」と言われるかもしれません。ここで大切なことは、明確にということです。「できる方が…」というあいまいさが女性への家事負担を増やしていまいがちです。
そもそも「できる方がする」で、うまく回っている家庭は愚痴もイライラもきっと少ないでしょう。
朝の家事だけでも、「朝食の準備、片づけ」「洗濯」「ゴミ出し」「子どもの送迎」「掃除」などもいろいろありますよね。
とにかく1つ1つ明確にする。仕事の事情によってできない日もあるでしょう。それをその時々で、きちんと夫婦で話をする。言った言わないをなくす。そうすれば、イライラや不満はなくならないかもしれませんが、小さくて済むはずです。
家庭のことはお互いに協力し合うほかありませんよね。そのためにも、会話までなくなるような状態にしないよう心がけましょう。
夫婦がお互いに相手のことを考える思いやりがあれば、きっとその姿を見て子どもも何かを学んでくれることにもなりますよね。
働く女性は責任感が強いことが多く、家庭でもつい自分がしなければとなってしまいがちです。
「お願い上手」になることも大切なのかもしれません。
共働きは便利な時短家電などで効率よく
今は便利な時短家電製品がどんどん発売されていますね。
忙しい共働き家庭には、なくてはならないものになっているのではないでしょうか?
外出先で簡単に操作ができるスマート家電もたくさん出てきています。今や掃除、洗濯、料理の救世主といえる存在。
夫婦で話し合い、こういった便利なものも積極的に取り入れ、協力して駆使しながら、多忙をなんとか乗り切っていきたいですね。
そうすることで少しでも時間を生み出し、それを自分の時間にできれば心のゆとりも生まれるかもしれません。
専業主婦はお願いしたら、ダメ出ししない
朝早く夜遅い旦那さんでも、できることを明確にして何かしら協力してもらいましょう。
たとえば、夜遅く帰宅して夕食をとる場合、疲れていても片づけ、洗い物は自分でしてもらう。これ1つを確実にしてもらうだけでも助かりますよね。朝起きて、流しに洗い物がそのまま…ではうんざりです。
また、少しハードルが高いかもしれませんが、朝のお風呂掃除をお願いしてみましょう。出勤が早いからできないとは限りません。朝が得意な人には打ってつけです。
我が家の夫は、ありがたいことに朝6時に家を出るときでもお風呂掃除は必ずやってくれます。かつてはそうではありませんでした。子どもが生まれてしばらくは私がしていました。しかし、ある時から自発的に担当してくれています。
今では朝のお風呂掃除が1日の準備運動になっているらしく、欠かせないと言います。
1日のスケジュールに組み込まれてしまえば、それが習慣となり続けることも容易になりますよね。
休日ならさらにお願いできることはたくさんあります。旦那さんの得意分野をお願いしましょう。
世の旦那さんたちは、奥さんの役に立ちたいと思っています。
しかし、良かれと思って手伝っても、なにかとダメ出しをされ、やる気をなくす。「文句を言われるなら、やらない方がまし…」となっていることが多いようです。
主婦には日々の家事に自分なりのルールややり方があり、違うことをされるとイラっと来てしまう傾向にあります。
気になるところであはりますが、そこはぐっとこらえ、気持ちよくやってもらえるようこちらが心がけたいですね。きっちりできていなくても多少のことは目をつぶるくらいの気持ちで。
それでもどうしても、「こうしてほしい!」ということはきちんと明確に伝えることでイライラはかなり軽減します。
加えて、お願いの仕方も見直してみましょう。
「やって!」と吐き捨てるような言い方より、「やっておいてもらえる?」「お願いできる?」というソフトな表現を心がけましょう。意外とこれが効果があります。
やってくれてあたり前と思うあまり表現がきつくなってはいないか?
こちらの表現の仕方で、頼まれる方の気持ちも違ってくることをしっかり頭に入れておけば、意外とうまくいくものです。
専業主婦は手伝ってくれたら感謝を忘れずに
家事すべてが専業主婦の仕事ではありません。ですから、「旦那さんもやってくれてあたり前」と思いがちです。
それでも、手伝ってくれたことには「ありがとう」「助かったわ」と、感謝の気持ちを伝えましょう。
だれでも「ありがとう」と言われると、「やってよかった」と思います。そして、「またやろう」と思います。奥さんが喜んでくれて嫌な気になる旦那さんはいませんよね。
旦那さんも仕事をしています。専業主婦も同じく。
お互いに日々見えない時間、見えない場所で頑張っていることを思いましょう。
そのことに敬意を払い、感謝の気持ちを持てるようになれば、きっと気持ちよく協力する家事ができるようになるはずです。
子どもと遊んでくれない
家にいるときくらいは、父親にも子どもの面倒を見てほしい。遊び相手になってほしいですよね。
しかし、子煩悩で積極的に遊んでくれるお父さんもいれば、そうでないお父さんもいます。後者の場合、母親の負担やイライラは募りますね。
とくに、「子どもがいてもスマホいじりやゲームばかりしている旦那をどうにかしたい!」という声はよく聞きます。
なぜ、旦那さんがスマホやゲームに没頭してしまうのでしょうか?
考えられる原因…
- 暇つぶしや現実逃避
- スマホ、ゲーム依存
- 子どもとどうやって遊んでいいかわからない
などが挙げられます。では、解決するにはどうしたらよいでしょうか?
【対処法】
子どもと過ごす時の親のルールを作る
父親にしかできない遊びや役割があることを伝える
子どもと過ごす時の親のルールを作る
「親までルール?」大反対されるかもしれません。
「休日くらい、好きなようにさせてほしい」というのはもっともです。それは妻である女性だって同じですよね。
しかし、子どもがいれば、そうもいかないのは当然。
決して、旦那さんの息抜きや趣味を奪うためのルールではないということは伝えましょう。「子どもと一緒にいる時間はスマホやゲームはしない」と。
優先されるのはまず子どもとの時間と割り切る。
これは未来永劫続くものではありません。子どもが遊んでほしいと言ってくるのは小学生の間でしょうか。限られた時間ですよね。
子どもは親の背中を見て育ちます。これが良いほうに影響すれば言うことはありません。
しかし、親が子どもを放っておいてスマホやゲームにのめり込み、そっくりそのまま子どもが同じ行動をとるようになると親子で依存症ということにもなりかねません。
子どもはよく見ています。一緒に遊んでくれているようで、親がこそこそスマホを見ていたり、隙を見てゲームに興じたりしていると、自分の方に気持ちが向いていないのを敏感に察知します。
満たされない気もちは、親子の信頼関係にも大きく影響してきますよね。
「子どもと過ごす時間はスマホやゲーム、自分のことはお預け」ちょっとがんばってもらいましょう。
父親にしかできない遊びや役割があるることを伝える
子どもに対して父親ができること、母親ができること、そして、子どもの側から、父親に求めること、母親に求めることは違いますよね。
休みの日、子どもはここぞとばかりに、「お父さんと一緒に〇〇したい!」と言ってきませんか?力のいる遊び、ちょっと危険な遊び、道具を使う遊び、いろいろあります。
「お母さんじゃダメ、お父さんじゃなきゃ!」これは名誉なご指名、お父さんに頑張ってもらうしかありませんよね。
中には、「子どもとどうやって遊んでいいのかわからない」「子どもに興味がない」という旦那さんもいるかもしれません。
自身の幼少時の経験の有無も少なからず関係しているかもしれませんから、誰もが子どもとうまく遊べるとは限りません。
そんな時は、アイデアや方法を伝えたりしながら、うまくフォローしてみましょう。
隣の芝は青く見えます。子煩悩で遊び上手なよそのお宅のお父さんを見てうらやましく思うこともあるかもしれません。
アウトドア派もいればインドア派も、得手不得手もあるので、よその家庭との比較は不満のもとになりますよね。
我が家のお父さんができることで構わないのです。子どもはお父さんと遊びたいのですから。
子どもが親と遊びたいと言ってくる時間は有限。そのうち、煙たがられるようになるのがほとんどですよね。
子どもとの貴重な時間は戻ってこない。親は後から後悔しないようにしたいですね。そのあたりを夫婦で共有できているかも考えてみましょう。
ようやく寝た子どもを起こす
夜遅く帰宅した旦那さんに、ようやく寝た子どもを起こされた経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
あやして、あの手この手でようやく寝かしつけ、家に静寂の時が訪れたのに…落胆とイライラは無駄な負の感情を起こさせますよね。
旦那さんの寝た子を起こす心理とはどういったものなのでしょう?
考えられることは…
- 子どもかわいさについスキンシップをしたくなる
- 仕事から疲れて帰って癒されたい
というところでしょうか。特に起こしていることに抵抗がない、悪意がないところが厄介なのかもしれません。
そんな旦那さんに気をつけてもらうにはどうしたらよいでしょうか?
【対処法】
寝かせつけることの大変さを理解してもらう
起こしてしまったら責任をもって寝かせてもらう
寝かせつけることの大変さを理解してもらう
疲れて帰宅し、かわいさのあまり、触りたくなる気持ちもわかりますよね。
ダメといったのに、ちょっといたずらというのは男性の性なのかもしれません。
しかし、こちらはほぼ1日中世話をし続け、寝かせるまでにいろいろな努力や工夫をしているわけです。
これは、経験したものでなければわかりませんよね。
旦那さんに「寝た子は起こさない!」という意識がないということであれば、どうして起こしてはいけないのか、起こすと困るのかをしっかり伝えることが大切です。
こちらは当然でもそう思っていないのですから。
「当たり前」や「そんなこともわからないの?」というこちらの感覚が通用しない時は、面倒でもきちんと説明するしかありませんよね。
起こしてしまったら責任をもって寝かせてもらう
起こして、遊ぶだけ遊び、自分が満足したら、「はい、寝かせてね!」は受け入れられませんよね。
残念ながら、起こしてしまったら最後まで責任をもって、寝かしつけてもらいましょう。
どれだけ大変かを身をもって体験してもらうに限ります!
しかし、意外と旦那さんの方があっさり寝かしつけることができたという結果になるかもしれません。
「なんとか寝かせたい!」「早く寝てほしい!」と思えば思うほど、その気持ちを見透かしているかのように子どもが寝てくれないということはよくあることです。
悔しいけれど、旦那さんの方が寝かしつけは上手ということもあるかもしれません。
それは認めつつ、私が困るのもありますが、子どもの生活や睡眠のリズムを乱さないために、しっかり協力してもらえるようにしましょう。
他人にイクメンアピールをする
「イクメン」という言葉が市民権を得て、一昔前に比べ、男性が育児に参加しやすくなったというメリットはあるかもしれません。
しかし、陰日向なくいつでもどこでも何でもやってくれればありがたいです。
ですが、周囲を意識したしたその場限りのイクメンアピールには閉口しますよね。
実の伴うイクメンになってもらうには、どうしたらよいでしょう?
【対処法】
「感謝」+「褒める」でレベルアップを促す
「感謝」+「褒める」でレベルアップを促す
旦那さんの実態の伴わないイクメンアピールが目に余るときでも、ひとまず、イラっとくる気持ちは横に置きましょう。
そして、少しでも小さなことでも子育てに協力的なことには感謝の気持ちを声に出して表しましょう。
「うちのパパはよく手伝ってくれるんですよ!」なんて人様の前で褒められるとうれしいはずです。
そこで終わらず、「〇〇もやってくれるともっと助かるのだけど…」とやんわりお願いしてみましょう。
もち上げて、さらにやる気を引き出す。これを繰り返すことで正真正銘のイクメンになってもらう。子どもと同じですね!
間違っても「〇〇しかやってくれないじゃない!」なんて、責める表現はしないようにしましょう。
こちらが本当のやる気を引き出す「プラスの表現」を心がけるときっと良い方にいきますよ。
家事や育児にケチをつける
家のことや子育てで毎日忙しくしているのに、ケチをつけられると頭にきますよね。
とくに、自分が主としてやっていることに対してとやかく言われると腹が立つものです。
「ケチをつけるくらいなら自分でやってよ!」と言いたくもなります。
こちらが一生懸命やっているのにケチをつけられたら、どうしたらよいのでしょう?
【対処法】
ひとまず旦那さんの考えも聞いてみる
子どもに関することは、とくによく話し合う
ひとまず旦那さんの考えも聞いてみる
夫婦と言えども、性格や価値観が違いますよね。
育ってきた環境が違う者同士ですから、家事、育児に限らず何につけても考え方、やり方が違って当たり前です。
旦那さんの言い方によるところも多いのかもしれませんが、「ケチをつけられた」と思うから腹が立ちませんか?
「ケチ」と取らず、「『こうした方がいいんじゃない?』という1つの意見として、まず聞いてみる」よう心がけてみましょう。
正解は1つでなく、いろいろなやり方があれば、人の意見も聞いてみて、取り入れてみるともっと良くなるということもありますよね。
受け止めるこちらの気持ち次第で、「ケチ」でなくなるかもしれません。
冷静な時は素直に受け止められても、こちらの気持ちが波打っているときはそうもいかないものです。
自分自身も逆に旦那さんのすることになにかケチをつけていないか?ちょっと考えてみるのもいいかもしれませんね。
子どもに関することは、とくによく話し合う
子育てについて、「ケチをつけられる」と感じる場合、「自分自身はよいと思ってしているけれど、それが本当によいことなのかどうか?」ということを考えるきっかけなのかもしれません。
例えば、子どもに対して良かれと思ってしていること、態度など、もしかしたら改善した方がいいこともあるかもしれませんよね。
ケチをつけられたと思うということは、「考え方、やり方などが違う」ということでしょうから、夫婦でよく話し合うチャンスなのかもしれません。
殊子どものこと、育児や教育に関することで夫婦で考え方が違うと、それは知らず知らずのうちに子ども自身に大きな影響を与えてしまいます。
父親と母親の考え方や方向性が違ったままだと、子どもはその間で苦しむことになりかねません。子どもにとってよいことになりませんよね。
そのためにも、単にケチをつけられた受け取らず、違いを埋めてより良い方向に向かえるよう話し合うことができると、自ずと解決するのではないでしょうか。
子育ての悩みを聞いてくれない
子育ては、孤独と感じることが多いですよね。
とくに子供が小さい頃は、母親なら誰しも少なからず経験があるでしょう。
乳児、幼児と過ぎ、小学生、そして中高と年齢が上がっても子育ての悩みは尽きることがないのではないでしょうか。
かえって、子どもの年齢が上がれば上がるほど、取り巻く環境が広がり、悩みの内容は単純なものでなくなりますよね。
頼りにしたい旦那さんが、子育ての悩みを聞いてくれない、となるとまさに孤軍奮闘、こちらの気持ちも滅入ってしまいがちです。
どうして聞いてくれないのか?逆転の発想で解決してみましょう。
【対処法】
逆の立場になって考えてみる
逆の立場になって考えてみる
子育ての悩みを聞いてくれない旦那さんの気持ちとは??
逆の立場になってみたことはありますか?
多くの家庭では日常的に父親が子どもと関わる、過ごす時間が母親に比べ物理的に少ないことが多いでしょう。
もしかすると、そのために悩みを聞いても「ピンと来ない」とか「どうしてそんなことで悩むのか?」「どうしたらいいのかわからない」ということがあるかもしれませんよね。
こちらは、悩んで困って、あるいは怒りが沸点に達して助けを求めているのに、「なぜ聞いてくれない!」となりがちです。
冷静にというのは難しいこともあるかもしれませんが、こちらが感情的にならず、「父親として、あなたにも悩みを共有してもらいたい」「子育てのことだから、一緒に考えてほしい」という気持ちをきちんと伝えてみましょう。
こちらの気持ち次第で、それがしっかり伝われば、きっと耳を傾けてくれる気になってくれることもあります。
口では手伝うというが実際はやらない
子育て中は、子育てに家事と1日24時間の限られた時間内で隙間の時間をいかに上手に使うかですよね。
毎日なんと慌ただしいことか…猫の手でもなんでも借りられるものなら借りたいものです。
そんな毎日の中、猫の手どころか立派な大人の人間(旦那さん)がいるのに、口ばかりで実際には手伝ってくれない=戦力外だとイライラは相当なものになりますよね。
一緒に生活する以上、「やる」と言ったことには責任をもってもらいたいですよね。こちらは額面通り「やってくれる」と思っているのですから。
【対処法】
1つでも責任をもって手伝ってもらう
1つでも責任をもって手伝ってもらう
「下手でも不器用でも、やってくれたら本当に助かる!」ということを伝え、とにかく1つでも「やる」といったことに責任をもってもらいましょう。
あれもこれもは期待せず、まずなにか1つ確実に。
「口だけでやってくれないから…」と業を煮やしてつい自分でしてしまっていませんか?
もしかしたら、あなたのその態度が旦那さんを甘やかしているかもしれません。
子どもと同じで、手を出しすぎると「どうせ自分がやらなくてもやってくれるから…」が癖になっている可能性もありますよね。
「あなたがやってくれないとまわらない!」ということをしっかり自覚してもらうことも大切です。
そして、たった1つであっても簡単なことでも、「どうして感謝なんかしなきゃいけないの!」ではなく、「ありがとう」「助かった」という気持ちを伝えるようにすれば、きっと少しづつでも変化があるはずです。
おだててやらせるではありませんが、「夫のほめ育て」です。
なんとか旦那さんが気持ちよく手伝ってくれるよう、こちらが上手に働きかけることでイライラも軽減されるかもしれませんね。
まとめ
子育て中に旦那さんにイライラしてしまう原因と対処法を紹介してきました。
旦那さんの性格、今の環境など条件は違いますが、共通する部分もあったのではないでしょうか。
旦那さんに原因がある場合は、しっかりと伝えて改善すれば良いですし、改善しないようでしたら、身内や友人に相談したりアドバイスをもらうのもひとつだと思います。
いずれにせよ、一時的なものでしたらまだしも、お母さんのイライラが続いてしまうと、子どもも心配しますし、精神的にもよくありません。
今回お伝えした対処法が当てはまるようでしたら、ぜひトライしてみてください。